愛すべき独りスポーツとにんじゃ汁

ボルダリング、スキー、水泳。

自分が好きになるスポーツに共通していることがどれも一人でできるスポーツだと気づいたのは最近のことだった。

ライフスタイルにスポーツを持ち込む上では独りスポーツが一番良い。

自分の好きな時間に最小決行人数が1人でできるスポーツはとても尊いと思っている。

ラグビーとかすごいよね。15人で1チーム、試合をするなら30人必要なんだもの。

きっと、ライフスタイルに合わせる形で7人制ラグビーとか、サッカーならフットサルとか、バスケなら3on3とか生まれたのだろう。

だから、限りなくライフスタイルに合わせようとしたとしたなら、その究極は独りスポーツなんだろうと。

ボルダリングなんか、流行ってはいるんだけど、もっと日本でメジャーになっても良い気がする。

たとえばニンジャスポーツとか言ってみたりして。

誰にも気づかれないように自由に壁や天井裏を使う。

そういう、子どもの頃憧れたことをやれてしまうのがボルダリングである。

そして知らないうちに自重を支えるための均衡を保った筋肉がお土産でついてくる。

2020オリンピックに向けて少しは布教活動を始めてみようか。

と、脱線した今日の味噌汁はにんじゃ汁である。

この味噌汁、実は忍者とまったく関係ない。

人参がにんざん、にんじゃとなまってできた津軽の味噌汁だ。

武将が勝ち戦の際に部下にふるまったものらしい。

人参のほかに干しダラ、金時豆、根昆布が入っているのだが、

人参よりフィーチャーすべき具材がたくさんある。

それでも人参を代表具材として名づけたこの味噌汁は

忍者という連想に救われている味噌汁である、と勝手に思っている。