ミソシル・ミクソロジー宣言
味噌汁は和食における“民藝”である。
鎌倉時代に生まれた味噌汁は
日本の至るところで、名もなき人たちによって
地域独自の味噌汁にアップデートされてきた。
おづけばっと、スキー汁、泥亀汁、しゃべこと汁・・
独創的すぎるネーミングと共に、
その地域ならではの味噌と食材が組み合わさった
郷土味噌汁から地域を感じるのはきっと面白い。
様々な郷土味噌汁が生まれた背景には
味噌汁が、ただ味噌と具材を組み合わせればいいだけという、
シンプルで、多様性を許容するプラットフォームだからだ。
郷土味噌汁がない地域にだって、勝手につくってしまえばいい。
自分が住んでるまちで生まれた味噌汁があれば
少しだけまちと食卓があたたかくなるかもしれない。
味噌汁を通して日本の日常文化をアップデートすること。
それを目指してミソシル・ミクソロジーを始動する。